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2008*10*31 Fri
23:26

感動物

前にも言ったような気がするけれどCLANNADは本当に泣けるゲームである。

他のゲームも泣けるやつは多々あるけれどあえて俺はCLANNADを推薦する。

今アニメでCLANNAD AFTERSTORYをやってるんだけどAFTERSTORYの結末を知ってるから見たいけど見たくない気分でいっぱいになるんだ・・・

この気持ちを分かってくれるやつはいるだろうか!?

もうやばいんだよあれ・・・ホント泣けてしょうがない(泣)

そんなあなたにぜひオススメ↓

I_0031051thumbNail_PL.jpg

CLANNAD AFTERSTORY DVD 第1巻!!

あえて無印ではなくAFTERSTORYをここに載せる。

もちろん無印も面白いよ!!

でもAFTERSTORYは原作通りにやったらティッシュ離せないから!!

世界の中心で感動を叫びたいくらいだよ!?

さっきCLANNADのAFTERの重要なところだけ見て泣きかけました(笑)
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2008*10*29 Wed
22:56

このブログでの初日記

やっふふー!!

mixiとは違ってこっちでは少しはじけたいと思います。

とりあえずこれから少しずつでもイロイロと書いていきたいと思うのでヨロシク~!!

081020_001826.jpg

これちょっと前だけど買っちゃった

これも参考にしつつ徐々に小説も上手くなっていけばいいな。

頑張って更新していくのでこっちもよろしく!! *

2008*10*26 Sun
00:14

泥棒と爆発

智晴が教室棟を出てまず先に向ったのは正門だった。
朝は成美の自家用車で学校へと送ってもらったため当然ながら行きと同じ方法で帰ることはできない。
しかし、智晴は元々自分で学校へと行くつもりでいたため前日にどのような手段が使えるのかを調べていた。そこで思いついたのが市バスである。
しかも都合よくリィシア学園前というバス停が存在しており正門のすぐ近くからバスに乗れるのだ。
だが今は思ったよりも学校が早く終わってしまったため調べてあった時間に乗ることは出来ない。しかし、念のためと一応時刻表をプリントアウトしていたため次の出発時刻を調べることが出来た。
「やば、もうすぐじゃん」
時刻表を見るとどうやら次のバスはもうすぐ来るらしく智晴は乗り遅れないように早歩きでバス停へと向った。

バス停に着くとすでにバスが停車しており智晴はすかさずそれに乗り込んだ。
「セーフ……」
すると乗ったのがぎりぎりだったのかバスはすぐに出発した。
そして、あとはこのまま家の最寄り駅まで座席に座ってしばらく待っていればよかった。しかし、電車でもバスでもただ一人何もしないでいるとついつい色々な事を考えてしまうものだ。
「礼乃が真実を見つけたということは、後は僕が真実を見つければ元に戻る事が出来るわけか、どうしたもんかな……」
智晴にも考えがない訳ではなかった。ただただ三日間何もせずに過ごしてきたわけではないのだ。
それでもどうすればそれが真実へと結び付くかが分からずじまいなのである。それを考えれば考えるほど頭の中が混乱してしまうのだ。
「はあ……」
パンクした頭を冷やすために目を閉じ思考をやめた時だった、
「ねえねえ、先輩に好きな人いるかなあ?」
たまたま同じバスに乗り合わせた他校の女子高生の声が耳に入ってきた。どうやら好きな先輩について友達に相談しているようだ。
「私が聞いてあげようか?」
「女子じゃ駄目だって、きっとはぐらかされるから」
盗み聞きしているようで悪いような気もするのだがバスや電車などで聞く他人の会話は何故か面白いと感じてしまうため智晴は耳を澄まして会話を聞き続けた。
「じゃあどうするの?」
「恥をしのんで男子にでも頼んでみるかなぁ」
その言葉を聞いて智晴ははっとし、自分の考えとは違うもう一つの可能性を思い付いた。
今の智晴と礼乃の心が入れ代わっている状態。つまりは智晴が女の子であるという状態。これは本に表記されている手順を間違えてしまったためにこのようなことになっただけであり、
「願いは叶っていた……?」
この姿で蓮と仲良くなりさえすれば後は恋愛話に持って行きさえすれば簡単に目的は達成するのだ。そう考えれば礼乃と入れ代わったのも納得が出来る。
深唖(みあ)は願いの叶い方については何も説明をしなかった。
となると最初から願いの叶い方は誰かと入れ替わることだったのかもしれない。そこに手順無視のペナルティーが付け加えられたのだろう。そうなると礼乃(あきの)はただ智晴のとばっちりを受けただけになる。実に不憫である。
「性質が悪いぞこれは……」
これらは自分の考えであって本質は違うものである可能性が高いのだがそれでも自分に対し腹が立ってきた。
元々はこの魔法の本などに頼らず自分で蓮に聞くか誰かに頼んで聞いてもらうかすればよかったのだ。
「でもそれが無理だから本に頼ったんだよなあ……」
智晴は窓ガラスにコツンと頭を当て外を眺めながらぼやいた。
そして車内アナウンスから次の目的地の名前が流れた。

バス降りた後も智晴はしばらく冬馬邸に着くまでの間自分の真実、深唖の真意、これからのことなどをいろいろと考えてみたが結局どれも答えは出ずじまいであった。
そんな重い考えを抱えながら冬馬邸に着くと妙な違和感に襲われた。
(あれ……?)
何故かリビングの薄いカーテンの向こうから部屋の明かりが漏れていたのだ。
朝出るときに間違いなく部屋中の明かりを消した。だがそれでも家の中に変化が起きているということは誰かが家にいる、もしくはいたということは間違いなかった。
(も、もしかして泥棒……!?)
礼乃の母親か父親が家に帰ってきたということも考えられるが彼らの職業や普段の行動からしてこの時間に帰ってくるはずはなかった。
そう思うととたんに体が強張り額に油汗が滲み、呼吸が荒くなった。
足がすくんで動けないためじっと家を睨むような形でリビングを見ているとサラッとカーテンが一瞬揺れた。
「……っ!?」
誰かが家にいることは間違いなかった。途端に鞄を握る手に力が入った。
「っ痛!」
あまりにも手を握りしめ過ぎて鞄を持っていないほうの手に爪が深く食い込んだようだ。手の平を目の前に持ってくるとびっしょりと濡れた手のひらに血は出ていないもののくっきりと爪のあとが残っていた。
そのとき、ガッシャーン!!
家の中から何かを盛大に落としたような音が聞こえた。
刹那、ドッカーン!!
今度は何かが爆発したような音がした。いや、間違いなく何かが爆発した。
「それはおかしいだろ!!」
思いっきり一人突っ込みをしてしまった。
泥棒が家の中を物色するのに爆発物を使うだろうか、答えはほぼ間違いなく否である。
しかしながらどうにも奇妙な状況になってしまった。
そのせいかさっきまでの緊張や不安が一気に吹っ飛んでしまい、気持ちが一転し家の中で何が起こっているのかが非常に気になった。
「入ってみるか?」
中で危険な何かが起きているかもしれないという恐れよりも好奇心が自分の中で競り勝った。
そして意を決し慎重に扉へと近づいていきドアノブへと汗で濡れた手をやった。
*

2008*10*22 Wed
22:39

第3章 真実の回答

第3章 真実の回答

「どうした?」
階段の手すりにもたれながら智晴は電話越しに聞いた。
『今日テストあったよね。どうだった?』
礼乃の(あきの)一言に智晴はどんよりした気分になった。
どうやら礼乃はテストのことを忘れていたわけではないようである。
「どうもこもうないよ・・・、何でテストがあるって教えなかったんだ?」
『うーん』
礼乃は何か言いづらそうに唸り声をあげた。
『何か無理っぽそうだったから』
「なんじゃそりゃ!!」
ストレートに暴言を吐かれた。もう少し遠回しの言い方はなかったのだろうか。だが昨日のいざこざなど全く感じられない会話だった。
『それにキミのキャラクターってあまり固まってないよね』
「うるさいよ!!」
『あはは。で、どうだったの?』
「・・・・・。あのテストは無理。難しすぎる」
『少し特殊な学校だからね』
確かに普通の私立などとは学校の規模から学業のシステムまでかなり違うところがある。
おそらく国際関係以外の高校に留学生システムなどまず存在しないだろう。
「で、なにか用があるんだろ?」
智晴はもうテストのことを聞かれるのが嫌だったため素早く話を元に戻した。
『うん。今日家に行くから。』
「家?君の家?」
『そう、私の家』
考えてみればいつも誰もいない礼乃の家のほうが何かと都合がいいはずであるが普段の話し合いをする場所はいつも自然と奈槻邸で行われていた。しかし入れ替わって以来礼乃(あきの)は自分の家に帰ってきていない。もし必要なものがあるのならば早いうちに家に取りに来ているはずである。それなのに何故今更家に用事があるのだろうか。
智晴がふと感じた疑問を一つ一つ整理している最中、
『学校終わったらすぐに行くからどこにも行かずに待っててね』
と礼乃は用件を伝え終わったといわんばかりに会話を終わらそうとしていた。
そして最後に礼乃はそれじゃと言ってきたため智晴も反動的に同じ返事をして自然な流れで会話を終わろうとした。
「いやいやいや」
あまりにも自然な流れすぎて智晴はそのまま身を任せてしまうところだった。
『え?何?』
「それだけ……?もっと他に何かないのか?」
智晴が取り乱すように言った。
お互いの日常生活を崩さないためにこうやって学校に来ているのだが、元に戻れないかもしれないという可能性が常に存在している以上内心はもっと焦っていなければおかしい。こうして電話をしている間も期限は刻一刻と近づいているのだ。
『もしかしたら答えを見つけたかもしれないの』
「……!!」
だが智晴の心配とは裏腹に礼乃(あきの)は予想だにしなかった返答をした。
“答え”それは間違いなく深唖(みあ)が出した元に戻るための条件、“本当の真実”に対する回答だろう。礼乃はそれを見つけることが出来たと言った。
『でも私の考えていることが真実なのかはわからない。でもこのままただ考えているよりは前に進むことができると思うから』
ただ考えているだけでは物事は進まない。まさしくその通りだった。
智晴にもその考えが無かったわけではない。しかし、智晴にはもしそれが次々と失敗して失望していってしまうのではないかという恐れを抱いていたのだ。
だが礼乃はその行動を起こそうと言う。智晴はこの時、自分の出来なかったことを成そうとする礼乃に対しかぎりない尊敬を覚えていた。そしてその思いに全力で答えようとした。
「……分かった。じゃあそっちは早退してきて。詳しくは家で聞いたほうがよさそうだ」
『え、でもそれじゃ成績とかが』
礼乃は少し心配した風に言った。
「問題ないよ。これでも学校では優等生で通ってるから。それに一回早退したくらいじゃどうもならないし」
『うん、分かった。じゃあすぐに行くね』
「了解。僕もすぐに家に戻るから」
智晴がそういうと再びお互いにそれじゃ、と言って通話を終えた。
「あ、昼断らなきゃ」
おそらく礼乃(あきの)はすぐに早退してくるだろう。なのでこのままゆっくり昼を食べている時間はない。そう判断した智晴は成美に断りの電話を入れた。
『はい』
「あ、成美?悪いんだけど少し用事が早まっちゃってお昼一緒に食べられなくなっちゃったんだ」
『礼乃ちゃん?どうしたの?』
「どうしたのって……」
電話しているのは成美のはずなのだが何故かさっぱりと会話がかみ合っていなかった。
「あきちゃん!」
「うわっ!」
カラカラカラ
智晴は突然誰かに後ろから肩を叩かれ驚いた拍子に思わず携帯を落としてしまった。
そして智晴が後ろを振り向くと成美が床に転がった智晴の携帯を拾おうとしゃがんでいる姿が見えた。
「え……成美?」
「ごめんね驚かすつもりは無かったんだけど。はい、携帯」
「あ、ありがとう」
受け取った携帯のディスプレイを見ると落ちたときの衝撃で切れたのか通常の画面に戻っており通話は途切れていた。しかし、目の前に成美がいるということはおそらく間違って他の人に電話をかけたのか、礼乃(あきの)が成美の携帯番号を間違って入力したのかの可能性が高かった。どちらにせよ間違い電話であることには変わりない。
だが、もう一度電話をかける手間が省けた。
「成美、ごめんだけどお昼一緒に食べれなくなっちゃったんだ」
「え、そうなの?」
成美は少々意外だったのか瞼を少し大きく開いた。
「わざわざ朝に作ってもらって申し訳ないんだけど……」
「ううん、誰にだって用事はあるよ。じゃあまた今度一緒に食べようね」
「本当にごめんね。それじゃあまた明日」
智晴は成美にそう別れを告げると階段を足早で降りて行きその場を後にした。
*

2008*10*13 Mon
18:27

そろそろmixiに・・・?

(さすがにキツすぎる。というか無理・・・)
智晴は試験を受けながらそう思った。
試験があるということなど聞いていなかったためもちろん勉強は皆無である。そもそも普段からそれほど勉強しているわけではないためテスト一週間前からの勉強どころか一夜漬けは必至なのである。
だがそれでも勉強をしていないわけではない。そのためある大体の授業でやっている内容ならば多少苦戦はするも解くことは出来るであろう。
しかし、今前にしている問題はそれとは智晴の学校での授業内容と全く異なっていた。
一時間目のテストは数学。今闘っている問題用紙に書かれている問題は微分積分などといった易しい問題などではない。問題はたった10問なのだがそれら全ての問題はどこぞの数学者が導き出すようなものだった。それを無理にでも解こうとするが問題のまず問題の意味が理解できない。さらに書いてあるアルファベットも数学で使ったことのないようなものばかりなのである。最終的にはそれらを10秒見ただけでやる気がなくなっていってしまう有様だった。
キーンコーンカーンコーン
終了のチャイムと同時に監督の教師が終わりの合図を出し問題用紙を回収し始めた。
もちろん智晴は誰が見ても意味のわからない数式をちょこっと書いただけのほぼ白紙で提出した。
「もうホント無理・・・」
さきほどのテストだけで疲れて果ててしまった智晴はだらしなく机に突っ伏していた。
その状態で耳を澄ましているとあちらこちらから鉛筆を走らせる音や何かを復唱している声が聞こえる。聞こえてくるないようからしてどうやら次のテストは理科のようだ。
自分も少しは勉強をしようと思ったのだが生憎今日の通常授業では理科がなかったため教科書を持ってきていないのだった。仕方がないのでこのまま突っ伏して次の時間まで休憩することにした。

しばらく休んでいるとチャイムが鳴り、皆が席に着き再びクラスの雰囲気が変わった。
そしてチャイムの終了に合わせるかのように次の担当教師が教室にやってきてすぐに問題用紙が配られた。
智晴は問題用紙を見る前からほぼ諦めかけていたのだが問題を見て解くのを完璧に諦めた。
今回は前の時間の数学とは違い問題の意味は理解ができたし、普段よく見るアルファベットも書かれていた。だが、問題は科学、物理、生物の問題であり完全な理系のものであった。中学の時にやったことのある生物はともかくとして現在文系のクラスに進んでいる智晴にとって科学と物理は未知の世界である。
やはりこれも少しは頑張ってみたが早々に諦め生物の分かるところのみ書いて終了までの時間をかなり持て余しつつ定番の問題用紙にラクガキをしながらチャイムが鳴るのを待った。
チャイムが鳴ると次々と教員が生徒からテスト用紙を集めていき智晴も提出した。
絵を描きながら少しは問題を考えていたのだが答えが導き出せるはずもなく結局そのままであった。

どうやら今日でテストは終わりだったらしく2限で学校は終わった。そんな時に中身が入れ替わってしまうとは礼乃を憐れに思うしかなかった。
そして帰り支度を済ませた智晴は成美と共に中庭へと向かっている。しかし今はまだ2限が終わった時間であるため昼食にはまだ早いのだが一体中庭へ何をしに行くのだろうか。
「あきちゃんテストどうだった?」
「ん?いつも通り?かな。」
成美にテストの様子を聞かれた智晴だが結果を素直に答える訳にもいかずお茶を濁すような感じで答えた。
そう言っておけば成美のことだからなんとなくわかってくれるだろう。智晴的にはいつも通り駄目という意味だったのだが・・・。
「やっぱりすごいねー、今日の数学は意味不明だったのに。」
「ぇ゛」
リィシアのレベルがいくら高いからといっても高校生でこんな問題が解けるものなのか疑問だったが案の定テスト問題のほうがおかしかったらしい。
「でも理科は楽勝だったね。」
「あぁ、うん。そうだね・・・。」
理科は数学と違い普通の問題だったらしくこちらはただ単に智晴の力が足りなかっただけのようだ。
不意に智晴はスカートが振動したような気がした。そしてスカートのあちこちに手を当て始めた。
するとすぐに振動元はポケットの携帯電話だということが分かった。
中を開けてみるとそこにはCALL奈槻智晴という文字が表示されていた。現在智晴の携帯を持っているのは礼乃(あきの)なのでこの場合着信してきたのは礼乃である。
「ちょっと電話してくるから先に行ってて。」
智晴は成美にそういうと通話ボタンを押し携帯を耳に当てながら人気の少ない階段のほうへと向かった。
*

2008*10*04 Sat
22:18

ついに明日から002期だな。

家を出ると玄関先にいつの間にか黒塗りのリムジンが停まっており、成美にさあ乗った乗ったと促されるまま智晴は車に乗り込んだ。リィシア学院はお嬢様が通う学校であるため生徒の家のほとんどが金持ちということになる。ということは成美の家も金持ちなのである。礼乃の家もそれなりだとでは思うのだが成美の家は運転手付きである。それこそ漫画やアニメの世界でしか見たことがない。
綺麗に整えられた並木道をリムジンの中から眺めながらしばらくすると凝った彫刻が施された巨大な門が見えてきた。その前で車が一時停止をした。そして数秒の後門扉が自動的に内側へと開いた。
開いた門を通り抜けると智晴の目に広大な林とその中にそびえたつ聖リィシア学院の校舎が映り込んできた。智晴が建物の存在感に圧倒され息を呑んだ。
やがて車が止まり運転手が扉を開けてくれた。智晴が車を降りるとそこには歩きの生徒、自転車に乗っている生徒や智晴や成美と同じように車で登校している生徒が見かけられた。当然ながら全て高級車である。
「行ってきまーす。」
成美が運転手にそう言い智晴の手を取った。そして智晴も成美を習い運転手にあいさつをし半ば引きずられる形で人をうまく避けながら校門をくぐっていった。
校門から教室の前まで成美に手を引かれて歩いていた智晴はどうにも気恥ずかしい思いをしていた。だが右や左は分かるがどこに何があるかが分からないためはぐれてしまうと迷子になる可能性が出てきてしまう。それを避けたかったため智晴は我慢していたのだ。しかしいつも二人は手をつないで教室まで来ているのだろうか。それはそれで変な話である。普通の友達であるならば問題はないがそれ以上の関係だったら未知の世界に入る。そんなことを思いつつ教室扉の取っ手に手をかけた。
教室に入るとすでにちらほらと生徒が中におり雑談や予習などをしていた。
そのあたりはどの学校も変わりがないと思いながら智晴は礼乃(あきの)の席に着いた。席はあらかじめ礼乃(あきの)に聞いていたため知っていた。席に着くなり隣にいた子に話しかけられた。
「礼乃さん、ごきげんよう。」
「へ?」
智晴は素っ頓狂な声をあげた。
そこには金髪碧眼の美少女が座っていた。明らかに日本人ではないのだが一言聞いただけで日本語がペラペラだと分かるほど流暢(りゅうちょう)なものだった。
「ご、ごきげんよう?」
智晴はひきつった笑顔で返した。
まさか国際交流を促進させているとはさすがは聖リィシア学院。
「ところで礼乃さん、例の件どうなりました?」
「例の件・・・?」
なんだか同じような展開がこの間もあった気がした。いや、実際あったのだが、何故だか今回もよくない展開になりそうな気がした。
「あら、お忘れですか?」
「・・・何だっけ?」
「ほら、あれだよお茶会の話。だよねローザちゃん。」
いつの間にか成美が自分の席からこちらに来て話に参加していた。
成美がローザと言ったのでファミリーネームは分からないがとりあえずこの子の名前がローザであることが分かった。
「ええ、そうですわ成美さん。あなたは参加していただけるのでしょう?」
「もちろん。」
お茶会。それならば参加してもいいか、と思った智晴だが次のローザの言葉を聞いてあることを思い出した。
「礼乃さんも参加なされるでしょう?わたくしとしても一度あなたの淹れた紅茶を飲んでみたいことですし。」
そう。ここで言っているのは普通のお茶会ではない。もちろん内容としては普通のお茶会なのだ。しかし、マナー態度が必要になる。一般人がするような必要最低限のマナーではないのだ。ここでは完璧なマナーが必要とされるだろう。それに紅茶なんてTパックのしかいれたことがなかった。茶葉など面倒なものは使ったことがない。はっきりと言わなくても美味しいお茶など入れられるわけがない。それに自分自身の問題解決に臨まなければいけない。そのためローザには悪いがお茶会の申し出は断ることにした。
「ごめんなさい。今日はどうしても都合が悪くて。」
「また彼氏?」
成美が茶化すように言った。
「だから違うって!」
「何ですか、枯れ死って?」
「それこそ何だ!?」
というよりも字で書かなきゃ分らないようなボケをするな・・・。
ローザの日本語はとても流暢なのだが時々妙なところで間違ってしまうようだった。
「ボーイフレンドのことだよ、ローザちゃん。」
「日本語は同音異義語がたくさんあるから困りますわ。」
だからと言ってこの間違いはない。枯れ死って何だ・・・?
「礼乃にもとうとうボーイフレンドが出来たのですね。」
さっきから違うと言っている智晴だったがもう何を言っても無駄な気がしたので反論をやめた。
「そういうことなら仕方ありませんね。また今度お誘いいたしますわ。」
「それでよろしく・・・」
ただ二人の女の子と会話をしただけなのだが何だかひどく疲れた。そして智晴は果たして自分の体力は一日持つのだろうかどうか心配になった。

その後もしばらく三人で話していると学校中にチャイムが鳴り響いた。規則が厳しいのかチャイムが鳴る前に全ての生徒は教室に入ってきていた。
そして智晴を含めた三人も話を中断して成美は自分の席に戻りローザは一時間目の準備を始めた。
智晴が礼乃邸で見た時間割によるとたしか一時間目は国語だった。それを思い出しながら智晴も国語の教科書とノートを机の上に出し授業を受ける準備を整えた。
すると自然に何もすることがなくなったためクラスを見渡してみた。礼乃の席は一番後ろの席なのでクラスのほとんどの生徒の後姿が目に入った。
そこでこのクラスに妙な感覚を覚えた。
チャイムが鳴ってから一言も会話をしている生徒はいないのだ、それどころか何か忙しく動いている。普通ならばチャイムが鳴ろうと席は立っているし、最低でも近くの席の人と会話はする。だがこのクラスはそれが全く無かった。皆チャイムが鳴る前とは打って変わった雰囲気を出している。
そしてもう一つ奇妙に思ったことは皆国語の授業の用意などしていないことだった。
しかし智晴はこの状況に見覚えがあった。だが同時にそれはありえないことでもある。でもそれ以外考えられるものはなかった。
ガラガラガラ。教室の扉が開いた。
「皆さん教科書やノートを仕舞ってください。」
教師らしき人が教室に入るなりそういい、クラスの皆が教科書やノートを鞄の中に仕舞い終えたのを見てから
「それでは今から問題を配ります。」
と言った。
間違いなくこれは定期試験だった。
*
本日のオタク名言
何を信じてるかって?
自分を信じるしかないよね

Charlotte

by 西森柚咲
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プロフィール

雨宮 翼

Author:雨宮 翼
ようこそMY WORLDへ!!

Sex: 男

Blood type: B

Age: 管理局の白い悪魔よりは上

Birthday: 12月28日

Work: 魔法使いの宅急便

My boom: ギャグ漫画探し

Favorite words: 「綺羅星☆」

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